
「ワインなくしてはペルシャを語れない」のレクチャーをしました。

サントゥール・ドュエット 「シラーズのそよ風」
左:プーリー・アナビアン
右:河村真衣

ワインは多くの詩とメロディーになって、ペルシャ文化を育ててきました。

クリスマス・ディナーはドライフルーツのピラフにチキン添え、デザートはアーモンドのういろう。食後演奏は、「きよしこの夜」と「ジングルベル」。オーソドックスなクリスマスの曲もサントゥールで演奏すると繊細な曲に様変わりしました。

いちばん遠方から来てくれたマルカお祖母ちゃんがシラーズ・ワインで乾杯の音頭をとりました。シラーズは、イランのワインの聖地。7000年前のワインの器が出土しています。

グルジアも同じく7000年前からのワインの歴史を持っています。今回は、5種類のグルジアワインを味わいました。そのなかでキンズマラウというワインは、ソ連時代にチャーチル首相がいたく気に入り一生かけて買い取りたいと言わせたぐらいのワインです。

2011年10月13日の読売新聞の夕刊にいつも講演会で話している「イラン人とワインの関係」について大胆に書いてくださ いました。正にイラン人とワインの関係は、建前と本音の関係です。1979年のイランイスラム革命後、密造酒が常識化しました。(イランの7000年間の 出土品の殆どが杯であることから見ても、今更お酒を辞められるわけないでしょう)

アナビアン親子は多国籍です。マルカお祖母ちゃんはアメリカ人、私(ダリア)はイランとイスラエルの2重国籍。母はイラン人ですが日本人にもうすぐなります。

2011年 関西空港 マルカお祖母ちゃんがニューヨークからやってきました。

2011年12月10日
国際交流 Xmasパーティー in 大東市
~シルクロードのロマン漂うランチタイム~

ペルシャ伝統楽器サントゥール演奏を聴き終えて、

ザクロワインで乾杯。
2011年1月29日(土曜日)奈良県香芝市のふたかみ文化センター2階の会議室でレクチャー・コンサート
「シルクロードが結ぶペルシャと日本の架け橋
ペルシャの春いちばん~ シルクロードのお正月」
ペルシャ打楽器、サントゥール奏者 プーリー アナビアン
ペルシャ文化伝導士 ダリア アナビアン

グローバル香芝のたくさんのメンバーの方々のお陰でペルシャに文化的な縁があり、天平の時代から外国人を受け入れ、当時のグローバル社会だった奈良で演奏と講演をさせていただきました。グローバル香芝のメンバーのなかでも50カ国を回っていたので話も弾みました。

ペルシャの母娘はコンサート&レクチャーの活動で走り回り、数えてみると、一年で30回でテーマの引出がちょっとずづ増えていってます。

天平時代のグローバル社会だったかもしれないけど、奈良時代は大陸的で訪れるたびに、ほっとさせるものがあります。733年第二回遣唐使が中国の唐から奈良の都に戻るときに当時の先進国の大陸文化とともにペルシャの人も楽団とともにやってきたのです。

2011年1月30日の讀賣新聞にペルシャ母娘のコンサート&レクチャーが載りました。

ペルシャの母娘は、香芝に縁が深いせいか、2011年の初レクチャーコンサートは、1月9日の香芝ライオンズ新年家族例会
に呼ばれてシェラトン都ホテル大阪で「シルクロードのお正月」のお話とペルシャ伝統楽器 サントゥールの調べを奏でました。
主催者の中西さんが、感想を俳句で送ってくれました。
新年会千夜一夜 2011年香芝ライオンズクラブ新年会
今年もこの言葉で日本とペルシャの歴史的文化の赤い糸が解けないようにさらに強く結べたらと願っています。でも、私がお話すると千夜一夜のアラビアンナイトが、千日前一夜物語のアナビアンナイトですよ。